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■強プラ管による管基礎材C-40の適用性について
管基礎材C-40の適用性に関する研究は、独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 農村工学研究所と強化プラスチック複合管製造メーカーにて実施しました。
■概要
土地改良事業計画設計基準・設計「パイプライン」(平成10年3月)では、強化プラスチック複合管(以下、FRPM管という)の基礎材として用いる砕石の最大粒径を40mmと規定しています。
したがって、最大粒径が50mmである砕石C-40、RC-40の使用ができないため、最大粒径が40mmの砕石C-30等が使用されてきました。しかし、砕石C-30は汎用性が低く高価であるため、入手しやすく安価なC-40を使用したいという要望が高まっております。そこでFRPM管の基礎材に砕石C-40を使用した場合の安全性について各種試験を行い、適用できることを確認しました。
呼び径
砕石の最大粒径
備考
200〜450
20mm
S-13、S-5
500〜3000
50mm
C-40、C-30、C-20、RC-40、RC-30、M-30、M-25、S-13、S-5
また、呼び径500での実験で3000まで砕石C-40が使用できる理由は、FRPM管の管厚は呼び径500以上では呼び径の2%と一定で、呼び径が拡大するに従い管厚も厚くなるため、最小管厚での実験検証ができたため応力集中等の問題がないと判断しています。
写真1 砕石C-40
写真2 試験(転圧状況)
写真3 試験(加圧状況)
■特長
コスト縮減:呼び径500以上のFRPM管は安価なC-40を使用することが出来るため、パイプラインの建設費のコスト縮減に貢献できます。なお、粒径が大きくなっても、施工性は変わりません。
地震対策:管基礎材に砕石を使用することで液状化を抑制できます。
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